7月19日は何に陽(ひ)が当たったか?

 2000年7月19日は、日本銀行券、二千円紙幣が初めて発行された日です。
 20世紀最後の先進国首脳会議となった沖縄サミットが2000年7月21日から3日間開催され、これを記念して発行されました。また世間ではミレニアムイヤーとして祝福されたことにも因み、前年の小渕恵三内閣にて発案され、翌2000年(この年より森喜朗内閣)において発行されました。
 オモテ面は沖縄サミットに因んで守礼門が描かれ、ウラ面には『源氏物語絵巻』に登場する光源氏(左)、冷泉院(右)、そして右端に紫式部が描かれました。絵巻の詞書(ことばがき)も一部分が載せられました。
 2003年以降では二千円紙幣の製造は止められ、現在ではシワや折り目の無い新札を取得することは困難になってきています。よって全国的な普及は減少傾向にあって、自販機やATMでの使用は限られるようになりました。こうした中、沖縄では現在においても日常的に使用されており、二千円札の流通普及率は高く、二千円札を優先的に払出せるATMもあります。
 当然に、二千円紙幣は現在においても日本銀行で発券されている正真正銘の銀行券であり、日本全国で使用できる紙幣です。
(表面の画像はこちら。裏面の画像はこちらwikipediaより)
 

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