1月15日は何に陽(ひ)が当たったか?
1181年1月15日(治承4年12月28日)は、平氏による南都焼討ちが起こった日です。
福原遷都の失敗で京に戻った平清盛(たいらのきよもり。1118-81)を頭とする平氏政権(1167-85)は、五男でのち”三位中将”と呼ばれた平重衡(たいらのしげひら。1157-85)に、反政権派である奈良・南都の仏教寺院の弾圧を命じました。これが南都焼討ちと言われる事件です。興福寺、東大寺などの堂塔伽藍を焼き払い、たくさんの僧侶を焼き殺しました。東大寺では大仏(盧舎那仏像)も焼失しました。
この焼討ちは、平氏政権の威力をまざまざと見せつけた結果となりましたが、同時に政権の悪行として平氏への非難は集中しました。さらに同年3月に平清盛が病没します。清盛の死は世間では南都焼討ちの懲罰だと揶揄されました。折しも東国の源氏の攻めが囁かれる中での出来事でした。
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