12月22日は何に陽(ひ)が当たったか?
1885年(明治18年)12月22日は、日本で初の内閣が誕生した日です。
内閣は天皇指名による内閣総理大臣、および総理任命の国務大臣によって構成され、第一次伊藤博文内閣が誕生しました(1885.12.22-1888.4.30)。
- 内閣総理大臣・・・伊藤博文(いとうひろふみ。1841-1909)。
- 外務大臣・・・1887年まで井上馨(いのうえかおる。1836-1915)、1888年2月まで伊藤、その後大隈重信(おおくましげのぶ。1838-1922)
- 内務大臣・・・山県有朋(やまがたありとも。1838-1922)
- 大蔵大臣・・・松方正義(まつかたまさよし。1835-1924)
- 陸軍大臣・・・大山巌(おおやまいわお。1842-1916)
- 海軍大臣・・・西郷従道(さいごうつぐみち。じゅうどう。1843-1902)
- 司法大臣・・・山田顕義(やまだあきよし。1844-92)
- 文部大臣・・・森有礼(もりありのり。1847-89)
- 農商務大臣・・・1886年まで谷干城(たにたてき。かんじょう。1837-1911)、1886年まで西郷、1887年7月まで山県、同年9月まで土方久元(ひじかたひさもと。1833-1918)、その後、黒田清隆(くろだきよたか。1840-1900)
- 逓信(ていしん)大臣・・・榎本武揚(えのもとたけあき。1836-1908)
明治維新の流れに沿った、薩長中心の藩閥内閣で、議会が誕生する前の内閣のため議院内閣制の性質を持たず、内閣は総理大臣や天皇から任命された国務大臣が、天皇に対してのみ責任を負うというものでした(単独輔弼責任制)。発足後の内閣では自由民権運動への対策、条約改正などに尽力しました。
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