1月24日は何に陽(ひ)が当たったか?

 1848年1月24日は、アメリカの大工James Wilson Marshall(ジェームズ・マーシャル。1810-85)がカリフォルニアのサクラメント東方にあるアメリカンリバーと呼ばれる川で砂金を発見し、大きな騒動となった日です。
 マーシャルはサクラメント川で農業を営んでいましたが、メキシコとの米墨戦争(1846-48。アメリカの勝利でカリフォルニア、ニュー・メキシコを獲得)に従軍しました。戦役を終えたマーシャルは、製材所の工場を建設するためにアメリカンリバー沿いのコロマに赴き、水車を設置して水を排出させる作業に取りかかりました。するとマーシャルは水車近くの川底に粒状の金属を発見しました。それは純度の高い砂金でした。陽の当たった1848年1月24日朝の出来事です。
 この出来事は瞬く間に世界に発信され、翌1849年で30万人にものぼる人たちが金を採掘しようとカリフォルニアに駆け込んでいきました。カリフォルニア・ゴールドラッシュのはじまりで、彼らは1849年にカリフォルニアを訪れたことから”49ers(Forty-niners)”と呼ばれました。

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