2月14日は何に陽(ひ)が当たったか?
1859年2月14日は、観覧車の発明者、ジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニアの出生年月日です(1859-96)。アメリカ、イリノイ州ノックス郡ゲイルズバーグに生まれ、土木工学で橋や鉄道の建設を学び、自社G.W.G.Ferrisをペンシルベニア州ピッツバーグで設立しました。
観覧車は1656年の旅行記からの記録に、ブルガリア(当時はオスマン帝国領)において、人力で回す観覧車があったとされています(旅行記にあった挿絵はこちら。仕組みはこちら。Wikipediaより)。現在モーターで動く観覧車を初めて世に送り出したのがジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニアで、観覧車を英語で言う”Ferris wheel”は、彼の名にちなんでおります。
1893年、シカゴで万国博覧会(アメリカ大陸発見から400年を記念してコロンブス万国博覧会とも言われます)が開催され、19ヶ国、2750万人が来場しました。そこで初めてジョージ・フェリスのフェリス・ホイールが登場しています。直径75.5m、高さ80.4m、40脚の椅子で作られた客車は最大60人収容でき、その客車を36体搭載したので、2160人乗りの大観覧車の登場でした。元来は1889年のパリ万博におけるエッフェル塔に対抗して建設されたものでした。その画像はこちらです(①②③④)。
1896年11月、ジョージ・フェリスは腸チフスのため、ピッツバーグで没しました。
Grande Exposition FerrisホイールStatueデザインジョージ・フェリス 新品価格 |
万国博覧会の美術 展図録 1855-1900 パリ ウィーン シカゴ万博にみる東西の名品 中古価格 |
中古価格 |